児童養護施設 杉並学園本園新築工事

設計・監理

株式会社掛川建築設計事務所

施工担当田村博邦・黒田祐紀
川瀬駿
構造東棟:鉄筋コンクリート
   3階建
西棟:鉄筋コンクリート造
   2階建
所在東京都

施工担当者コメント

 社会福祉法人光明会杉並学園様の既存園舎建て替え工事として、新園舎西棟・東棟を新築させて頂きました。仏教精神による児童福祉施設として発足した創立90周年の歴史があり、多くの既存仏具が新園舎へ引き継がれております。構造はRC2階建てと3階建てです。

 西棟は、外壁がベルアート左官仕上げ、2階外装と軒下が黒のアルミルーバーで意匠されており、玄関から続く広い軒先も含め、和風の外観に仕上がっております。内部は2階が事務室、1階交流室(外陣)の奥に仏間(内陣)があり、本尊を始めとした貴重な仏具が収められています。

 東棟は、外壁吹付タイル仕上げ。子供たちが生活を送る児童ユニットは、各個室、共用部LDK、スタッフルーム等となっております。玄関がエントランスとは別に用意されており、児童養護施設としての機能と子供たちの生活空間が意図的に守られています。向かい合う2棟の建物は、歴史ある杉並学園様の特色を残しつつ、より一層子供たちのための建物となりました。

施工担当 川瀬駿