設計担当者コメント

　品川区の大井町駅より歩いて7分のところに建つ鉄筋コンクリート6階建ての集合住宅です。

　この計画は、池上通りの拡幅に伴いいずれも老朽化した木造アパート及び鉄骨3階建ての建て替えとして計画されました。

　計画前には品川区と不燃化助成の協議をしたり、それに伴い都税事務所と税関係の打合せをしたり、東京都の拡幅整備に伴う道路に関する協議をしたりと敷地周りでの事前協議が様々ありました。どれも間違いないように一つ一つ丁寧に進めました。

　建築は将来に渡りなるべくメンテナンス性の良いものを望まれておられましたので、窓割りや換気ダクトのレイアウト等に工夫を凝らしました。外観はモノトーンとし、要素をなるべく少なくシンプルにまとめました。

設計担当　松本睦

施工担当者コメント

　大井町の駅からほど近く、商店街の中に建てられた6階建の店舗兼共同マンションです。

　外観は、白をベースとしたタイル張りの仕上げとなっています。メインの出入り口となるアプローチには、黒系統の高級感のあるタイルが用いられ、大変に引締まった外観に仕上がりました。

　建物内に入ると、エントランスホール内の鮮やかなタイルが目に飛び込んできます。夜になると、アール壁で施工した間接照明が6種類のタイルを照らし、高級ホテルのように際立たせます。室内は限られたスペースを活用するため、リビングに入る扉は特注サイズで天井まであり、部屋を広く見せる効果となっています。また床材には、白系の古民家風のフローリングを用いて、壁との調和が図られ、明るい雰囲気の居室となりました。

　完成を待たずに満室となり、大井町の方々の新生活に合った建物となったと思います。

施工担当　横山健一

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