設計担当者コメント

　歴史情緒と産業の発展した豊かな町に建つ専用住宅です。建設地は騒音も少なく、東南の角地で日当たりも良いため住環境として良好な立地条件です。

　設計では室内に差し込む日差しに対して南側の軒の深さを検討し日射を制御しています。また、窓ガラスにLow-E複層ガラスを使用することで住宅内の温熱環境にも配慮しました。

　外観はボーダータイル調の建材とし、玄関周りにはアクセントとして石を積み上げた意匠の建材を使用したことで上品であり重厚感のある建物となっています。室内の仕上げはお施主様のこだわりもあり居室に漆喰や珪藻土を使用した内装材を使用して室内環境もよく上質な仕上りとなりました

設計担当　加瀬和之

施工担当者コメント

　この建物は都心部に建てられた木造住宅です。

　以前は木造を建てるのが難しかった地域でも、準耐火構造や耐火構造にすれば木造が出来るようになり、昨今は弊社のある墨田区でも木造住宅の依頼が多くなりました。木造でありながら火災や地震に強い建物となっています。

　お施主様のご希望がとても明快でしたので、玄関から上がるとすぐに台所となり、玄関は土間のような使い方もできるように工夫されています。和室も準耐火構造でありながらも、伝統的な和室のデザインとなっており、床の間や神棚等も作らせて頂きました。

施工担当　本多直哉  

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