設計担当者コメント

　白い門型のアルミパネルが特徴的なこの建物は、蔵前通り沿いに建つ鉄骨造、地上3階建ての金融機関店舗です。交通量が多い大通りに面していることを考慮し、道路側の敷地にはゆとりのあるスペースを確保する事で、利用しやすいアプローチ計画としました。

　外壁カラーは主に白色を使用し、東京東信用金庫のカラーである青色と赤色が強調されるようにしています。

　内装は木目調の仕上げ材を多く使用することで、落ち着きのある空間としました。また、出入り口からロビーに至る動線は段差の無い計画とし、多目的トイレや点字鋲を設置することで、高齢者などの利用に配慮しています。

　地域住民に長く親しまれる建物となるようにとの願いを込めて設計させて頂きました。

設計担当　梅津朋幸

施工担当者コメント

　この建物は、墨田区の蔵前通りに面している、東京東信用金庫本所支店を新築したものです。

　正面にアルミパネルとカーテンウォールを使用し、オープンで明るい印象の外観です。内部は、1階2階が業務スペースで、3階には大会議室が配置され、地域住民の方々が利用できるように1階道路側よりエレベーター入口を設け、業務スペースを通らずに直接会議室に行く事が出来ます。災害時には会議室を開放し、自家発電装置による発電で最大約3日間電気が使用可能となります。トイレ利用水も雨水を建物内のピットに貯留し再利用するシステムとなっています。

　さらに内装材料も環境に配慮した商品を使用し、地球環境にも地域にも優しい建物になっております。

施工担当　今城将景

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