設計・監理 | 岡建工事株式会社 1級建築士事務所(加瀬和之) |
施工担当 | 亀上真克・本多直哉 |
構造 | 木造 |
所在 | 東京都 |
施工担当者コメント
池上本門寺の塔頭寺院に位置するお寺で、本堂の脇之間の増築工事を承りました。
基本設計で特に大切にしたのは、既存の屋根造作は出来るだけ壊さないことです。方法として大屋根の下に下屋出しとし、入母屋屋根の低い軒先は増築部分の天井裏に包み込みました。もう一つは、墓地からの外観を損ねない事。こちらは銅板一文字葺きの反り屋根とし、外壁も既存に習い真壁漆喰塗りで格子窓とすることで実現しました。
内部造作では、開放しなければならない間仕切りの中央の柱が構造上取り払うことが出来なかった為、ご住職の希望で、天井裏の最上部まで7寸角の立派な柱に差し替えるという難しい工事を致しました。天井はカシュウ塗りの本格的な格天井です。
施工担当 亀上真克