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新たな船出、大海原に向けて


グループの技術を結集した本社ビルも1994年の竣工以来、ようやく10周年を迎えようとしています。

再び巡ってきた節目の年ですが、弊社も建築に携わる企業の一員として、建築になにを託してゆくのか、はっきりと示していかねばなりません。

弊社は「美しさをかたちにする」という言葉を常に掲げてきました。そして今年から新たに「安心・美しさ・まごころをかたちにする岡建」とさせていただきました。

「安心をかたちにする」は、お客様が「安心して住まわれること」「安心して使えること」建物への信頼を確かなものにし、それをわかりやすく丁寧に説明できることだと考えます。

「美しさをかたちにする」は、夢をかたちにすること。さらに、豊かな表現力のある建築を造り、創造力をかきたててくれるはずの建築のもつ本来の力を引き出すこと。そして、その役割の一端を担いたいという願いです。

「まごころをかたちにする」は、一人ひとりの社員が本当に心を込めて仕事に打ち込み、自信を持ってお客様におすすめできるような建築をつくるということです。

この混迷する時代に、向かうべき方向を見いだすのは、たやすいことではないかもしれません。だからこそ原点を常に見つめ直し、建築のものづくりの本質を見失わず、これらを実践することがこれからの私たちに問われていることだと思います。そして100周年に向かい気持ちを新たにしています。

愚直と言われるかもしれません。しかし一所懸命、心を込めて、きめの細かい仕事を残してきたこと、息の長いものづくりとしての建築を、世代を越えておつきあいを続けた職方と共に歩んできたことを誇りに思います。

この度、百周年に向かって、隅田川からさらに大海原へと漕ぎ出しますが、やはり現実には一歩一歩、一日一日の仕事を大切にして、皆様の夢と、社員ひとりひとりが向き合う毎日です。